研究者やエンジニアは、最適化、機械学習、制御など、さまざまな目的で MATLAB®をプロセスシミュレータに接続してきました。このトピックに関する論文のリストはこちらからご覧いただけます。MATLAB が Aspen Plus などのプロセスシミュレータに接続できる 3 つの方法について見ていきます。
オプション 1:ネイティブ統合
- Aspen Dynamics:Aspen Dynamicsに搭載されている Control Design Interface ツールでは、Aspen Dynamics から線形状態空間モデルを抽出できます。これを MATLAB に読み込むと、プロセス制御システムを設計する際に Control System Toolbox™ で使用できます。
- UniSim:Honeywell の UniSim DesignSuite では、プロセスの設計とプロセスのシミュレーションを行えます。UniSim Design は MATLAB と連携しているため、両方のアプリケーションの長所を活用しやすくなります。
- gPROMS:制御エンジニアは MATLAB 用の gPROMS Object (gO:MATLAB) を使用すると、MATLAB 内に複雑でかつ非線形の gPROMS の高度なプロセスモデルを展開できます。
オプション2:CAPE-OPEN
amsterCHEMは、MATLAB で入力されたユニット操作を白杨+ Petro-SIM Pro / IIなどのCAPE-OPENに準拠したソフトウェアにインポートできるよう、使いやすいアプリケーションを開発しました。加えて、熱力学的性質および物理的性質のパッケージを MATLAB にインポートできます。
オプション 3:COM、Excel、OPC などのインターフェイス
Windows COM インターフェイスを介して MATLAB をプロセスシミュレータに接続できます。actxserve
コマンドを使用すると、Windows アプリケーションと MATLAB の接続を確立できます。次に、MATLAB 内のアプリケーションでサポートされているプロパティとメソッドを検出、呼び出し、またはアクセスできます。
あるいは、フローシートと MATLAB の情報の流れを円滑にするために、プロセスシミュレータのExcelまたはOPCインターフェイスを使用できます。