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gather

GPU からのStatistics and Machine Learning Toolboxオブジェクトのプロパティの収集

    説明

    gatheredObj= gather(obj)は,入力オブジェクトobjのすべてのプロパティを収集し、収集されたオブジェクトgatheredObjを返します。出力オブジェクトのすべてのプロパティは、ローカル ワークスペースに格納されます。

    gatherを使用して、GPU 配列として格納されたデータを使用して当てはめられたオブジェクトから、ローカル ワークスペースに格納されたプロパティをもつ Statistics and Machine Learning Toolbox™ オブジェクトを作成します。GPU 配列の詳細については、gpuArray(Parallel Computing Toolbox)を参照してください。GPU の使用には、Parallel Computing Toolbox™ およびサポートされている GPU デバイスが必要です。サポートされているデバイスの詳細については、リリース別の GPU サポート(Parallel Computing Toolbox)を参照してください。

    [gatheredObj1,gatheredObj2,...,gatheredObjn] = gather(obj1,obj2,...,objn)は、複数のオブジェクトobj1,obj2,...,objnのプロパティを収集し、対応する収集オブジェクトgatheredObj1,gatheredObj2,...,gatheredObjnを返します。入力引数と出力引数の数は一致しなければなりません。

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    GPU 配列データであてはめられた線形回帰モデルのプロパティを収集します。

    carsmallデータセットを読み込みます。車両の 3 つのパフォーマンス メトリクスを格納する数値行列としてXを作成します。ガロンあたりの走行マイル数を格納する数値ベクトルとしてYを作成します。

    loadcarsmallX = [Weight,Horsepower,Acceleration]; Y = MPG;

    予測子Xおよび応答YgpuArray(Parallel Computing Toolbox)オブジェクトに変換します。

    X = gpuArray(X); Y = gpuArray(Y);

    fitlmを使用して、線形回帰モデルmdlをあてはめます。

    mdl = fitlm(X,Y);

    mdlの係数を表示し、推定された係数値が GPU 配列であるかどうかを判定します。

    mdl.Coefficients
    ans=4×4 table估计SE tStat pValue  __________ _________ _________ __________ (Intercept) 47.977 3.8785 12.37 4.8957e-21 x1 -0.0065416 0.0011274 -5.8023 9.8742e-08 x2 -0.042943 0.024313 -1.7663 0.08078 x3 -0.011583 0.19333 -0.059913 0.95236
    isgpuarray(mdl.Coefficients.Estimate)
    ans =logical1

    線形回帰モデルのプロパティを収集します。

    gatheredMdl = gather(mdl);

    gatheredMdlの係数を表示し、推定された係数値が GPU 配列であるかどうかを判定します。

    gatheredMdl.Coefficients
    ans=4×4 table估计SE tStat pValue  __________ _________ _________ __________ (Intercept) 47.977 3.8785 12.37 4.8957e-21 x1 -0.0065416 0.0011274 -5.8023 9.8742e-08 x2 -0.042943 0.024313 -1.7663 0.08078 x3 -0.011583 0.19333 -0.059913 0.95236
    isgpuarray(gatheredMdl.Coefficients.Estimate)
    ans =logical0

    線形回帰モデルとk最近傍分類器のプロパティを収集します。どちらのモデルも GPU 配列データを使用してあてはめられています。

    carsmallデータセットを読み込みます。車両の 3 つのパフォーマンス メトリクスを格納する数値行列としてXを作成し、予測子XgpuArrayオブジェクトに変換します。

    loadcarsmallX = [Weight,Horsepower,Acceleration]; X = gpuArray(X);

    MPG(ガロンあたりの走行マイル数)の線形回帰モデルを予測子Xの関数としてあてはめます。

    mdlLinear = fitlm(X,MPG);

    3 最近傍分類器を予測子XとクラスCylindersを使用して学習させます。非カテゴリカル予測子データを標準化します。

    mdlKNN = fitcknn(X,Cylinders,'NumNeighbors',3,'Standardize',1);

    mdLinearモデルとmdlKNNモデルのプロパティを収集します。

    [gMdlLinear,gMdlKNN] = gather(mdlLinear,mdlKNN);

    回帰モデルmdlLinearに対するダービン・ワトソン検定のp値が GPU 配列であるかどうかを判定します。

    isgpuarray(dwtest(mdlLinear))
    ans =logical1

    収集した回帰モデルgMdlLinearに対するダービン・ワトソン検定のp値が GPU 配列であるかどうかを判定します。

    isgpuarray(dwtest(gMdlLinear))
    ans =logical0

    分類器mdlKNNの再代入損失が GPU 配列であるかどうかを判定します。

    isgpuarray(resubLoss(mdlKNN))
    ans =logical1

    収集した分類器gMdlKNNの再代入損失が GPU 配列であるかどうかを判定します。

    isgpuarray(resubLoss(gMdlKNN))
    ans =logical1

    入力引数

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    GPU 配列またはgpuArrayオブジェクトを使用して当てはめられたオブジェクト。回帰モデル オブジェクト、分類モデル オブジェクト、確率分布オブジェクト、cvpartitionオブジェクト、またはgpuArray(Parallel Computing Toolbox)オブジェクトを指定します。gpuArrayオブジェクトは GPU に格納されている配列を表します。

    gatherがサポートする Statistics and Machine Learning Toolbox オブジェクトの詳細については、サポートされている回帰モデルサポートされている分類モデル、およびサポートされている確率分布オブジェクトを参照してください。

    詳細

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    サポートされている回帰モデル

    関数gatherは次の回帰モデル オブジェクトのプロパティを収集できます。

    モデル タイプ 完全またはコンパクトなモデル オブジェクト モデル作成関数
    完全な一般化線形回帰モデル GeneralizedLinearModelまたはCompactGeneralizedLinearModel fitglmまたはGeneralizedLinearModelオブジェクト関数compact
    完全な線形回帰モデル LinearModelまたはCompactLinearModel fitlmまたはLinearModelオブジェクト関数compact
    回帰木モデル RegressionTreeまたはCompactRegressionTree fitrtreeまたはRegressionTreeオブジェクト関数compact
    交差検証済みの回帰モデル RegressionPartitionedModel fitrtree

    GPU 配列を使ってあてはめられたコンパクトなモデルを作成する場合、compactの入力引数mdlは、GPU 配列の入力引数を使ってあてはめられた完全なモデル オブジェクトでなければなりません。

    サポートされている分類モデル

    関数gatherは次の分類モデル オブジェクトのプロパティを収集できます。

    モデル タイプ 完全またはコンパクトなモデル オブジェクト モデル作成関数
    サポート ベクター マシンまたはその他の分類器用のマルチクラス モデル ClassificationECOCまたはCompactClassificationECOC fitcecocまたはClassificationECOCオブジェクト関数compact
    分類用のアンサンブル学習器 ClassificationEnsembleCompactClassificationEnsemble、またはClassificationBaggedEnsemble fitcensembleまたはClassificationEnsembleオブジェクト関数compact
    k 最近傍分類器 ClassificationKNN fitcknn
    マルチクラス分類用の二分決定木 ClassificationTreeまたはCompactClassificationTree fitctreeまたはClassificationTreeオブジェクト関数compact
    交差検証 ECOC モデル ClassificationPartitionedECOC fitcecoc
    交差検証アンサンブル分類 ClassificationPartitionedEnsemble fitcensemble
    交差検証分類モデル ClassificationPartitionedModel fitcknnfitcsvm、またはfitctree

    GPU 配列を使ってあてはめられたコンパクトなモデルを作成する場合、compactの入力引数mdlは、GPU 配列の入力引数を使ってあてはめられた完全なモデル オブジェクトでなければなりません。

    サポートされている確率分布オブジェクト

    関数gatherは次の確率分布オブジェクトのプロパティを収集できます。

    確率分布 確率分布オブジェクト オブジェクト作成関数
    ベータ分布 BetaDistribution distname'Beta'として指定したfitdist
    二項分布 BinomialDistribution distname'Binomial'として指定したfitdist
    バーンバウム・サンダース分布 BirnbaumSaundersDistribution distname'BirnbaumSaunders'として指定したfitdist
    ブール分布 BurrDistribution distname'Burr'として指定したfitdist
    指数分布 ExponentialDistribution distname'Exponential'として指定したfitdist
    極値分布 ExtremeValueDistribution distname'ExtremeValue'として指定したfitdist
    ガンマ分布 GammaDistribution distname'Gamma'として指定したfitdist
    一般化極値分布 GeneralizedExtremeValueDistribution distname'GeneralizedExtremeValue'として指定したfitdist
    一般化パレート分布 GeneralizedParetoDistribution distname'GeneralizedPareto'として指定したfitdist
    半正規分布 HalfNormalDistribution distname'HalfNormal'として指定したfitdist
    逆ガウス分布 InverseGaussianDistribution distname'InverseGaussian'として指定したfitdist
    カーネル分布 KernelDistribution distname'Kernel'として指定したfitdist
    ロジスティック分布 LogisticDistribution distname'Logistic'として指定したfitdist
    対数ロジスティック分布 LoglogisticDistribution distname'Loglogistic'として指定したfitdist
    対数正規分布 LognormalDistribution distname'Lognormal'として指定したfitdist
    仲上分布 NakagamiDistribution distname'Nakagami'として指定したfitdist
    負の二項分布 NegativeBinomialDistribution distname'NegativeBinomial'として指定したfitdist
    正規分布 NormalDistribution distname'Normal'として指定したfitdist
    ポアソン分布 PoissonDistribution distname'Poisson'として指定したfitdist
    レイリー分布 RayleighDistribution distname'Rayleigh'として指定したfitdist
    t 位置-スケール分布 tLocationScaleDistribution distname'tLocationScale'として指定したfitdist
    ワイブル分布 WeibullDistribution distname'Weibull'として指定したfitdist

    ヒント

    • GPU 配列は収集にコストがかかる場合があり、GPU 配列をサポートしない関数で結果を使用する必要がない限り、通常は必要ありません。GPU 配列を受け入れる Statistics and Machine Learning Toolbox の関数の完全な一覧については、関数リスト (GPU 配列)を参照してください。

    • gatherは、分散配列や対話型分散配列、tall 配列など他のデータ型にも呼び出すことができます。データ型が収集をサポートしていない場合、gatherは無効です。

    拡張機能

    バージョン履歴

    R2020b で導入